2012年「日本建築学会賞」を受賞しました。
日本建築学会では、建築に関する学術・技術・芸術の進歩発展をはかるとともに、わが国の建築文化を高め、公共の福祉に寄与するため、1949年以来、建築の各分野におけるきわめて顕著な業績を表彰しています。 このたび、2012年「日本建築学会賞」が発表され、旧日銀岡山支店「ルネスホール」に関する市民団体、建築家、岡山県に日本建築学会賞(業績)の受賞が決まりました。賞の贈呈式は来る5月30日(水)に、日本建築学会(建築会館/東京都港区芝5-26-20)で執り行われます。また、受賞業績のパネルが本会建築博物館ギャラリー(5月7日~6月8日)および2012年度大会会場(名古屋大学、9月12、13日)で展示されます。
表彰業績名 | 旧日本銀行岡山支店の再生・活用に至る一連の活動 |
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受賞者 | 旧日銀岡山支店を活かす会|NPO法人バンクオブアーツ岡山 佐藤正平 西澤英和 岡山県 |
受賞概略 | 大正11年に竣工した旧日本銀行岡山支店の保存・活用にあたり、再生用途としては困難な課題である室内楽ホールとして蘇らせた。また、市民団体と共に施設が生まれ営まれる全てのフェーズに持続的に関わることで、公共空間の作られ方に新たな可能性を見出した(佐藤正平) 関東大震災前の時代、煉瓦造から鉄筋コンクリート建築への過渡期の構造手法を色濃く残す建築家長野宇平治設計の旧日本銀行岡山支店の保存修理と近代化改修に伴う構造対策を担当した(西澤英和) |