佐藤建築事務所

住宅型有料老人ホーム シーザル

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NURSING HOME SISAL

住宅型有料老人ホーム シーザル

  • 佐藤建築事務所「住宅型有料老人ホーム シーザル」

    NPO法人総合ケアシーザルは、2002年に開設され、在宅支援と健康福祉学習を2本の柱として活動を行なってきた。当法人にとってこれらのことは一つの社会運動であるという基礎づけがなされており、訪問介護・看護の実績を通じて「老いを輝いて生きる」こと、又「人生の終焉(完成)を支える」ことを基本理念として、通所施設を併設した住居型の老人ホームの計画と提案が求められた。

    NPO法人総合ケアシーザルは、2002年に開設され、在宅支援と健康福祉学習を2本の柱として活動を行なってきた。当法人にとってこれらのことは一つの社会運動であるという基礎づけがなされており、訪問介護・看護の実績を通じて「老いを輝いて生きる」こと、又「人生の終焉(完成)を支える」ことを基本理念として、通所施設を併設した住居型の老人ホームの計画と提案が求められた。

  • 佐藤建築事務所「住宅型有料老人ホーム シーザル」

    住居者にとって「ついのすみか」となり得る「家」を目指した計画とした。その為にはお互いが「よき隣人」として暮らせることが重要であると考え、単に住居者だけでなく、介護スタッフ・通所施設利用者・地域住民まで社会的広がりを持つものと捉えた。一般的に、個人或いは家族単位の生活の基盤をしっかりと築いて初めて社会性を獲得できると云われている。従って2・3階の老人ホームの計画に際して、充実した日常生活の為に、個人→家族単位(4~5人)→ワンフロアの住居人(10~11人)→建物全体の構成員→地域全体でよき隣人関係を築くことができるよう配慮した。又、各居住室は、通常のマンションの様に完全に閉ざされたものでなく、プライバシーを確保しつつも共用空間である廊下やデイルームに対し半ば開かれたもの(廊下側にガラス引違い窓を設置)としており、互いの存在感を感じることにより共に暮らしていることを実感できるように考えた。又、外部との関係を遮断したい時の為に室内側にカーテンを設置した。更に建物外部ー居室ー廊下ー中庭と風が通り抜けることにも役立つものとした。

    住居者にとって「ついのすみか」となり得る「家」を目指した計画とした。その為にはお互いが「よき隣人」として暮らせることが重要であると考え、単に住居者だけでなく、介護スタッフ・通所施設利用者・地域住民まで社会的広がりを持つものと捉えた。一般的に、個人或いは家族単位の生活の基盤をしっかりと築いて初めて社会性を獲得できると云われている。従って2・3階の老人ホームの計画に際して、充実した日常生活の為に、個人→家族単位(4~5人)→ワンフロアの住居人(10~11人)→建物全体の構成員→地域全体でよき隣人関係を築くことができるよう配慮した。又、各居住室は、通常のマンションの様に完全に閉ざされたものでなく、プライバシーを確保しつつも共用空間である廊下やデイルームに対し半ば開かれたもの(廊下側にガラス引違い窓を設置)としており、互いの存在感を感じることにより共に暮らしていることを実感できるように考えた。又、外部との関係を遮断したい時の為に室内側にカーテンを設置した。更に建物外部ー居室ー廊下ー中庭と風が通り抜けることにも役立つものとした。

  • 佐藤建築事務所「住宅型有料老人ホーム シーザル」

    1階の計画については、老人ホーム用玄関とデイサービス用玄関を各々独立して設け、それらが同時に管理可能なポジションを与えられるものとして総合事務所の配置が決められている。老人ホームエントランスは入居者にとって「家の玄関」であり、他のスペースとは独立した動線の処置がなされるよう意識されたものになっている。デイサービスのゾーンは屋外リハビリの必要性から将来完成の屋外庭園、陶芸館、児童館との関連性を重視した配置とした。又、これらの外部スペースは積極的に地域に開放するものとする。リハビリホールは多目的ホールと捉え、講演会、勉強会など地域住民との交流スペースとして考えられている。

    用途/老人ホーム 構造・規模/鉄骨造・地上3階建 建築面積/716.91㎡ 延床面積/1,583.18㎡ 岡山市北区西市 2004

    1階の計画については、老人ホーム用玄関とデイサービス用玄関を各々独立して設け、それらが同時に管理可能なポジションを与えられるものとして総合事務所の配置が決められている。老人ホームエントランスは入居者にとって「家の玄関」であり、他のスペースとは独立した動線の処置がなされるよう意識されたものになっている。デイサービスのゾーンは屋外リハビリの必要性から将来完成の屋外庭園、陶芸館、児童館との関連性を重視した配置とした。又、これらの外部スペースは積極的に地域に開放するものとする。リハビリホールは多目的ホールと捉え、講演会、勉強会など地域住民との交流スペースとして考えられている。

    用途/老人ホーム 構造・規模/鉄骨造・地上3階建 建築面積/716.91㎡ 延床面積/1,583.18㎡ 岡山市北区西市 2004

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