RENPOJI
銅湧山蓮法寺庫裡
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銅湧山蓮法寺はその名の示す通り、嘗て弁柄で栄えた地-つまり銅鉱の産出地の宗主、谷本家、西江家などを檀家とする曹洞宗禅寺である。住職によれば、禅寺は質素、質実を第一義とした佇まいの中に凛とした風格があるものとし、華麗なものは好まないと云うことであった。里山の景観は愛らしいスケール感を持ち、山あいの緑の襞はまるで手を伸ばせば届きそうな、親近感のある場所である。
銅湧山蓮法寺はその名の示す通り、嘗て弁柄で栄えた地-つまり銅鉱の産出地の宗主、谷本家、西江家などを檀家とする曹洞宗禅寺である。住職によれば、禅寺は質素、質実を第一義とした佇まいの中に凛とした風格があるものとし、華麗なものは好まないと云うことであった。里山の景観は愛らしいスケール感を持ち、山あいの緑の襞はまるで手を伸ばせば届きそうな、親近感のある場所である。
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本道脇の庫裏の老朽化による立替えが与えられた課題であった。プログラムは檀家達の集会に使える2間続きの和室、住職の応接としての方丈、住職夫妻のための住まいの部分などが大まかなブロックであり、本堂との接続動線、住宅部分のアプローチ動線などがプラン上の問題点であった。
本道脇の庫裏の老朽化による立替えが与えられた課題であった。プログラムは檀家達の集会に使える2間続きの和室、住職の応接としての方丈、住職夫妻のための住まいの部分などが大まかなブロックであり、本堂との接続動線、住宅部分のアプローチ動線などがプラン上の問題点であった。
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建築のデザインは本堂との調和が最も重要なテーマであり、新しい庫裏のヴォリウムが本堂より前面に出ない様に計画上の配慮がなされている。又、前述したように周辺の自然景観は小スケールのきめ細やかなものであり、これに呼応する様、各面のファサードは柱、梁、格子、付け庇等により、小規模に分割されたものになっている。
用途/庫裡 構造・規模/木造・平屋建
建築面積/249.02㎡ 延床面積/262.46㎡
岡山県川上群成羽町 2000建築のデザインは本堂との調和が最も重要なテーマであり、新しい庫裏のヴォリウムが本堂より前面に出ない様に計画上の配慮がなされている。又、前述したように周辺の自然景観は小スケールのきめ細やかなものであり、これに呼応する様、各面のファサードは柱、梁、格子、付け庇等により、小規模に分割されたものになっている。
用途/庫裡 構造・規模/木造・平屋建
建築面積/249.02㎡ 延床面積/262.46㎡
岡山県川上群成羽町 2000
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銅湧山蓮法寺庫裡