SUN CLINIC
サン・クリニック「森の医院」
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サンクリニック「森の医院」は、太陽・空間・緑をテーマに「環境共生」を基本標語として、施設を含む敷地全体が、地域の中で「ヒーリング・スペース」となって立ち現れるように整備し、ここに集う人々が、患者も医療スタッフも市民も、恰も森の中に居て、その新鮮な大気を享受できる様な、また、空間的な「トランスファーショック」のない癒しの系の実現を願ったものです。
サンクリニック「森の医院」は、太陽・空間・緑をテーマに「環境共生」を基本標語として、施設を含む敷地全体が、地域の中で「ヒーリング・スペース」となって立ち現れるように整備し、ここに集う人々が、患者も医療スタッフも市民も、恰も森の中に居て、その新鮮な大気を享受できる様な、また、空間的な「トランスファーショック」のない癒しの系の実現を願ったものです。
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そのために、地域に開放された私設公園からの緑の連なりが、建物内部に滑り込むように配置されていたり、2階のバルコニー等の庭園化により、緑地が建物を覆う環境要素となり、空間に多様性とアメニティをもたらす様、考えられています。
そのために、地域に開放された私設公園からの緑の連なりが、建物内部に滑り込むように配置されていたり、2階のバルコニー等の庭園化により、緑地が建物を覆う環境要素となり、空間に多様性とアメニティをもたらす様、考えられています。
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1階外来診療部門に設けられた中庭は、閉じた形のものではなく、一辺が直接外部空間に開かれた独特な空間構成になっており、待合ゾーンに自然光を導入するとともに、通風、空間的奥行きの醸成など、環境の質的向上が企られています。
1階外来診療部門に設けられた中庭は、閉じた形のものではなく、一辺が直接外部空間に開かれた独特な空間構成になっており、待合ゾーンに自然光を導入するとともに、通風、空間的奥行きの醸成など、環境の質的向上が企られています。
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また、2階入院部門においては、テラス-中庭吹抜-屋上庭園-公園への視線の連続が、内側から外側に向けた緑の重なり合いの中で、「世界を開示」し、ホールやデイルームなどの公的スペースが謂わば「ルーム」となって成立するイメージです。このような達成感が空間に生気を与えると同時に、利用者の空間定位や行動がスムーズに行なわれ、ある種の「使い易さ」を附与します。こうして、院内に庇護された安心感のあるゾーンが形成され、自己の存在が確証されるのです。
また、2階入院部門においては、テラス-中庭吹抜-屋上庭園-公園への視線の連続が、内側から外側に向けた緑の重なり合いの中で、「世界を開示」し、ホールやデイルームなどの公的スペースが謂わば「ルーム」となって成立するイメージです。このような達成感が空間に生気を与えると同時に、利用者の空間定位や行動がスムーズに行なわれ、ある種の「使い易さ」を附与します。こうして、院内に庇護された安心感のあるゾーンが形成され、自己の存在が確証されるのです。
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左:小児科待合-プロフィリットガラスによる半透明の皮膜が柔らかい中間的領域をつくっている。
右:個室-庭とつながる室内左:小児科待合-プロフィリットガラスによる半透明の皮膜が柔らかい中間的領域をつくっている。
右:個室-庭とつながる室内 -
用途/診療所
構造・規模/鉄骨造・地上3階建
建築面積/780.12㎡
延床面積/1,582.18㎡
岡山市中区中井 2008
2009 岡山市景観まちづくり賞用途/診療所
構造・規模/鉄骨造・地上3階建
建築面積/780.12㎡
延床面積/1,582.18㎡
岡山市中区中井 2008
2009 岡山市景観まちづくり賞
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SUN CLINIC
サン・クリニック「森の医院」